ストレス軽減や癒し効果を求めて、アロマオイルを使う方が増えています。アロマオイルは、世界に250から300種類ほどあるとされますが、大きく分けて7つの系統に分類することができます。 その一つがフローラル系ですが、文字通り花からとられた精油で、まるでお花に囲まれたような優しさを感じることができます。代表的なものがラベンダーで、リラックス効果があり、消臭・除菌効果も期待できます。
シトラス系は、果物を割いたときに香るさわやかさと甘みが特徴的なアロマオイルです。リフレッシュ効果を期待でき、初心者が使いやすいものが多いようです。特にスイートオレンジやレモングラスなどが人気です。
ハーバル系のアロマオイルはハーブの葉などからとられるものが多く、薬草のような香りが特徴です。代表的なものがローズマリーですが、リフレッシュとともに集中力を上げる効果もあるので、仕事や勉強を頑張りたい人におすすめといえます。ハーバル系には、タイムやセージ、ペパーミントなど食材としてもおなじみのものが多いため、香りのイメージがつきやすい点も人気です。 ウッディ系は木の香りのさわやかが特徴で、森林浴をしているような爽快さがあります。特に身近なものがヒノキで、興奮状態を鎮めたり、防虫・抗菌効果があることが知られています。
オリエンタル系のアロマオイルは、東南アジアが原産の植物から抽出されたものが多く、南国のエキゾチックな雰囲気が感じられます。よく使われるイランイランは、官能的な甘い香りで、ストレスや不安をやわらげるなど、心身のバランスを整える働きがあります。スパイス系のアロマオイルは、嗅ぐと頭がすっきりするスパイシーな香りが特徴で、やる気をおこしたり集中力をアップさせたいときに使われます。
樹脂系と呼ばれるアロマオイルは、熱帯雨林や中東が原産の木の樹脂から抽出され、持続性があります。樹脂系の代表的なものが没薬や乳香ですが、重厚感があり、他の種類のアロマオイルにはない独特な香りが特徴です。